石川県の一部地域で江戸から伝わる奇跡の食品。
ふぐ卵巣を伝統の製法で無毒化、全国で食品として第一号の認可を得た商品!
糠漬粕漬製造本舗「あら与」 ふぐの卵巣(子)商品
コラボ企画
◆あら与様のふぐ卵巣商品が当店でご購入いただけます。
この度、石川県の老舗商店、糠漬粕漬製造本舗「あら与」様とのコラボ企画が実現しました。
ふぐの食文化としても異彩を放つあら与様の「ふぐ卵巣」食品を知り、当店のお客様にもご紹介できたらと始まったお付き合いは2012年の父の日キャンペーンから。
キャンペーン終了後も引き続き販売できるよう検討してまいりましたがお届け期間を区切りながらの注文という形でお受けいたします。
12/12現在、1商品のみ在庫分にて販売終了となります。
■当店商品と同時購入にてご注文可能です。
※あら与様商品購入ご希望のお客様はあら与様HPにてご購入下さい。
何故、ふぐ毒がなくなる!? ふぐの子の秘密⇒
◆だから、手間でも江戸から続く製法を頑なに守るしかない
食通を喜ばせる珍味、「ふぐぬか漬」。かつて、北前船で栄えた石川県美川町の特産物だ。
伝統的な味覚の一つだが、猛毒を持つふぐの卵巣が、ぬか漬けすることによって何故無毒化されてしまうのか、今もわかっていない。
「あら与」では、ふぐは主に九州産だが、北陸でもゴマふぐが獲れる。ふぐの漬け物の中でも絶品が、卵巣のぬか漬けである。塩漬け一年、ぬか漬け一年の工程を経て、食品衛生法で人体無害とされる、1gあたり[10MU」以下の毒性になるというから不思議だ。説明出来ないだけに、手間のかかる製造過程は伝統をそのまま受け継ぐ。
誰が加工法を考えたのか?どうして石川県だけ残っているのかわからない。ぬか漬けしたふぐの卵巣をさらに粕漬けにした三次加工品(ふぐ子粕漬)は辛みが抜けて、甘辛になり一層味わいを増す贅沢品だ。これぞ、北前船時代の知恵が育てた珍味中の珍味である。
コラボ企画の実現まで ⇒
◆ふぐの楽しみ方をもっと広げたい
きっかけは昨年の年末に見たNHK「新日本紀行(再)」
何気なく回していたテレビのリモコン。ふぐが目に入ったので止めた番組でした。番組はふぐを通して日本の食文化を見つめ直すという内容。縄文の時代から「日本人は、ふぐの白身に秘められるうま味に取り憑かれ、死と隣り合わせの美味を味わってきた。」と、ふぐを安全に美味しく食べるための調理技術の発展、ふぐに向き合ってきた日本人の気質を紹介。
その中でふぐ卵巣を無毒化する伝統製法、食文化が紹介されており興味深く視聴しました。
ふぐ毒の危険性は言われるまでもなく百も承知です。当店では鍵をかけて厳重に管理、処分している部位。「卵巣、食べてみたいなぁ~」と思うのはやはり日本人の証なのか。
そのうち、当店のお客様にも食べていただいたら喜んでいただけるのではと思い至ったら早速、ネット検索しておりました。
石川県の一部地域、数店でのみ生産、販売が許されているとの事。
各、お店のサイトを拝見し、その中からこころに留まった「あら与」さんにご依頼を致しました。不躾なお願いにもかかわらず、直接社長様からのお電話が鳴り、思いのたけを伝えたところ快く了承いただき今回のコラボ企画実現となったものです。
ふぐを生産するものとして、食文化としてのふぐの可能性をさらに広げたいとの思いがあります。思いがけなくこのような機会を頂きましたのでお客様にはぜひ一度、当店商品と共にご賞味ください。
「あら与」社長様から ⇒
【世界にひとつの伝統の製法】
初めまして。社長の荒木です。
当店では自然の素材と伝統の製法にこだわって作っています。
6月に獲れるごまふぐを捌いて、身と子(真子)にわけ、猛毒をもった卵巣を一年間塩漬けにして、さらに二年間ぬか漬けにする。と、なぜか毒が消え、とても美味しいぬか漬けになります。なぜかが解明されていないため、この製法はだから、変えることができません。
ふぐの子商品は伝統の味を残すため、県や国に働きかけて取得した、全国で第一号の資格を得た発酵食品です。
ふぐの子のレシピ ⇒
◆ 酒の肴 ◆ ごはんのお供 ◆ 和食 ◆ 洋食 ◆
【基本的な食べ方】
輪切り(約3~4ミリの厚さ)にして、そのままごはんのお供や日本酒・ビールのおつまみに。
レモン汁や酢、甘酢をかけたり、大根おろしを添えると、塩からさがやわらぎます。
アルミホイルで包んで、軽くあぶると香ばしさが際だちます。
【ふぐの卵巣の料理のポイント】
塩分が強めなので、使う量に気をつけましょう。 卵の粒をほぐして使う場合は、
アルミホイルで包んでオーブントースターなどで軽くあぶると、ほぐれやすくなります。
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【ふぐの子おにぎり】
材料:ふぐの卵巣の糠漬、ごはん、海苔
調理法
(1)アルミホイルに薄く輪切りにしたふぐの卵巣の糠漬を包み、軽くあぶってほぐしておく。
(2)温かいごはんにほぐしたふぐの卵巣の糠漬を混ぜて握り、海苔を巻く。
※バリエーション:海苔を巻かずに、焼きおにぎりにしてもよい。
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【ふぐの子茶漬け】
材料:ふぐの卵巣の糠漬、ごはん、湯(またはだし汁)
調理法
(1)アルミホイルに薄く輪切りにしたふぐの卵巣の糠漬を包み、軽くあぶってほぐしておく。
(2)温かいごはんの上に、ほぐしたふぐの卵巣の糠漬を適量のせて、お湯を注ぐ。
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【冷ややっこ】
材料:ふぐの卵巣の糠漬、絹豆腐
調理法
(1)アルミホイルに薄く輪切りにしたふぐの卵巣の糠漬を包み、軽くあぶってほぐしておく。
(2)冷やした豆腐の上に、ほぐしたふぐの卵巣の糠漬を適量のせていただく。ふぐの卵巣の糠漬に甘酢をあわせてもよい。
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【ふぐの子軍艦巻き】
材料:ふぐの卵巣の糠漬、甘酢、海苔、ご飯、すし酢(酢飯用)
調理法
(1)ごはんが温かいうちにすし酢とあわせ、酢飯をつくる。
(2)アルミホイルに薄く輪切りにしたふぐの卵巣の糠漬を包み、軽くあぶってほぐし、少量の甘酢とあわせる。
(3)酢飯を寿司型に握り、周囲を海苔で巻く。
(4)甘酢とあわせたふぐの卵巣の糠漬を適量のせる。
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【ふぐの子と季節野菜の酢のもの】
材料:ふぐの卵巣の糠漬、きゅうり・みようがなど好みの野菜、甘酢
調理法
(1)きゅうりの場合は薄切りにし、ごく少量の塩で塩もみしておく。 みょうがの場合は薄切りにし、好みでサッと湯通しして冷水に取り、水気をしぼる。
(2)ふぐの卵巣の糠漬の薄切りと季節の野菜を器に形よく盛りつけ、甘酢をかける。
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【ふぐの子スパゲティ】
材料:ふぐの卵巣の糠漬、大葉、スパゲティ、オリーブオイル
調理法
(1)アルミホイルに薄く輪切りにしたふぐの子糠漬を包み、軽くあぶってほぐし、少量のオリーブオイルとあわせておく。
(2)大葉は千切りにする。
(3)スパゲティを茹でる。
(4)茹でたスパゲティを(1)に入れて混ぜ合わせる。うまく絡まない場合はスパゲティのゆで汁を少し足す。
(5)皿に盛り、(2)の大葉をのせる。
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【ふぐの子と胡麻みそのディップ】
材料:ふぐの卵巣の糠漬、胡麻みそ、大根・にんじん・きゅうりなど好みの野菜
調理法
(1)アルミホイルに薄く輪切りにしたふぐの卵巣の糠漬を包み、軽くあぶってほぐしたものを適量、胡麻みそとあわせて、ディップをつくる。
(2)大根やにんじん、きゅうりなど、好みの野菜を細長く切り、ディップをつけて食べる
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【大根の梅肉はさみ】
材料:ふぐの卵巣の糠漬、大根、梅干し
調理法
(1)大根の皮をむき、1~2mm厚さの輪切りにする。軽く塩をふっておく。
(2)梅干し1個の種をとり、細かく刻んでペースト状にする。
(3)アルミホイルに包み、軽くあぶってほぐしたふぐの卵巣の糠漬と梅干しペーストをまぜあわせる。味をみて、好みで味醂少々をいれてもよい。
(4)(1)の大根に(3)のペーストを薄く塗り、もう1枚の大根ではさむ。
(5)食べやすいように放射状に4等分または6等分に切り、切り口が見えるように盛りつける。